幹線(大きい)用水路は、上郷用水路、下郷用水路、得橋用水路、山川用水路があります。
他に支線(小さい)用水路がたくさんあります。これらを通称、宮竹用水といいます。
宮竹用水は、能美市、小松市に流れています。(手取川と梯川の間)
明治29年までは、能美市灯台笹町2ヶ所、宮竹町3ヶ所で取水していた。
明治29年~32年に能美市岩本町の天狗壁にトンネルを掘り取水口を統一した。
昭和42年の大日川ダム完成により、現在は、①白山市の手取川右岸から取水した水は、七ヶ用水を流れ、途中で分水して手取川の下を逆サイフォンで横断して宮竹用水に流れています。
用水は田んぼに水を供給するために人が作った農業用の川です。お米や野菜を育てたり、火事の消化作業に使ったり、きれいな景色を生んだりと、生活に潤いを与える役割があります。みなさんは知らずのうちに、用水の恩恵にあずかっています。
用水の水は、白山をみなもととして流れてくる手取川の水を利用しています。白山はみなさんの家からは遠くにあるものですが、実は身近な魚や鳥、花、草木の命を育んでいます。もちろん、わたしたち人間の命も支えてくれているのです。
宮竹用水は田んぼに水を供給するための農業用水です。昔は農家の方がほとんどで、大事に使用され、きれいに清掃(維持管理)されてきました。
農業用水だけでなく、生活用水、防火用水、消流雪用水、景観保全など私たちが、生活するうえで欠かせぬものが、知らぬ間に、当たり前に、自然に、使用され存続されてきました。
しかし、社会状況の変化により、農家が少し減少し、宮竹用水が知られなくなり、宮竹用水がだんだん荒廃しているところがあります。そこで、用水路の改修や管理通路の整備・舗装を機に、管理の省力化や景観に配慮、花壇を設置したりして、地域のみなさんと一緒になって用水を守っていけるように工夫しながら、啓発活動・イベント(ウォークラリー、用水探検、清掃ボランティアetc)を展開しています。
※ただし、危険な所には近づかないようにお願いします。
ゴミ拾い 草刈り 花植え
団体・町会等の清掃活動への参加
ゴミ拾い、草刈、花壇の花植え、施設の簡易な点検・修理
用排水施設の修繕・点検・啓発活動イベント